観る観る観る
先週からいろいろ芝居観てたのです。
★火曜日のゲキジョウ
ダイゴさんがやってる、火曜日1stに行けば芝居観れるぜ企画です。
記念すべきスタート公演がダイゴさんのブルペンズと彗星マジックの2本立て。
全然違うテイストの2劇団を観れたり、30分ずつという短編で劇団カラーをどう魅せるのかとか、見処いっぱいだよ。観劇したブルペンズと彗星マジックも全然違うテイスト。でも30分って難しいなあとつくづく思う。
★素浪人ワルツ
いいむろなおきさんのパントマイムとsunday安元さんとザッハトルテさん演奏、そして映像との素晴らしい融合。出演者の実力と演出ウォーリーさんの才能を目の当たりにする。そりゃ海外公演でも絶賛だよ。難しいことは一切なし。役者は凄いことしてるんやけどそれを感じさせない凄さ。そして観終わった後のなんとも言えない幸福感。いいむろさん、安元さん、ザッハトルテさん全員のファンになるの巻。
実は、8月にする公演のタイトルに「ワルツ」って付くんで、ちょっと前からワルツと名のつくものほぼ全てに食いついている私。
★そんなこと言わないで
ロスドスに出演してもらった置名くんの劇団10デシリットルさんの公演。出演者がとっても若いー。みんなぴちぴちでした。前にカンセイの法則の芝居を観た時に感じたのと同じ空気をやはり感じる。ゆるい、脱力の中にある、くすくす笑いとだんだんかわっていく時のあれれ?感みたいな。 洞窟というひとつの場所を共有する3つのチーム人たちのお話。
何かを探し追い求める人たちの話だったのかなと思う。いるはずのない地底人を探したり、月9に出演するべく売れっ子俳優を目指す弱小劇団員(しかも芝居を始めたばかり)、ひとりの男性を競ってその愛を勝ち取ろうとする二人の女性だったり。
もちろん地底人は見つからないし、誰も売れっ子俳優になれそうにないし、優柔不断男は結局どちらの女子からも見放され一人になる。夢は夢で終わらせず「目標」にせよ、ならば叶うというテーマがもうちょっと伝わればなあと。
★オトギの国のフローシア
猫森の公演は、いつも温かい。今回は、おとぎ話がブラックな話になってるーっていう設定。アリとキリギリスと桃太郎とオズの魔法使い。
全部それぞれ面白くブラックになってるんだけど、桃太郎が倒すべき相手の鬼が一向に見つからず、一緒に旅してきた仲間のキジと猿と犬を順番に食べていく話がなんかすごいきた。最後の犬を食べ終えた桃太郎が自分の影をみて「あ、俺が鬼だったのか」とつぶやくところがぞぞぞー。
最後のオズの魔法使いまで観ると3つの物語がつながって人間の人生を描いたような感覚になる。いろんな思いをし、残酷なこともダメなことも経験し年老た者でもなお夢を持って生きようとする姿を描く。作り手のあたたかさみたいなものを感じた。
★レギュラー満タン入ります。
Zシステムさんの公演。ひじーが出てた。ひじーとは芝居する時、共演ばっかりやったんで、外から客観的にみたんは実は初めてなような。座長の中川さんは映像でも大活躍のベテランさんなんやけど、若人劇団員たちも味ある役者さんが多かった。
後半から物語が急展開。殺人事件の犯人やったり不倫の果てやったりと、とても現実的な哀しみが。
最後のえらいシーンが、ひじーと伊籐ちゃんの対峙で。ふたりともしんどい役やったであろうな・・・。熱演でした。
そんな役やのにひじーは端々にマイケル的な動きをしてました。
あと、DVDも色々みる。感想はまた今度。
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