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2009年10月20日 (火)

欠陥ロケットの「欲」を観る。長堀にあるカフェNyanという空間でのお芝居。初めて行った。

Cimg4647 こんなとこ。

3人芝居。3人は3人とも真白の衣装を着てダイエットボールに乗っている。

一生懸命乗っている。楽しそうに乗っている。でもいつか滑り落ちている。でもまたのぼって「バランス」をとろうと頑張り続ける。生きる為には「バランス」が大事なのだ。むずかしいけど。

食べたくて、恋しくて、眠たくて、あらゆる生きるための欲望がそこにはあって。でもそのどれもがままならぬ人たちで。だっちょ(欠陥ロケットもりたみえちゃん)とコレクトエリットの松本さん二人が大きな体を寄せ合いながら面白いことばかりやってるんだけど、実は終盤になってから、3人の中の唯一の男性が好きな女性に告白したいと告げると、二人は凍りついたように驚く。そんな恐ろしいこと・・・傷つくよ。と連呼。まるで人が死ぬかのごとく驚く。この女性二人が、もちろんこの男性も、恐ろしく繊細できっとかつて何かに深く傷つき生きた人たちであることが分かる。とても痛かった。

壁のあっち。

おそらく彼女らと彼は天使となって、今、天に召されるのだろう。でも3人の欲望は食べることでも愛されることでも眠ることでもなく、「生きる」こと。ただ「生きたい、ここに居ると確認したい」それだけで。

全部私の勝手な感想だけど。

ラストシーン。お互いを探し名を呼び合っていたはずなのに、最後の最後に自分の名前を叫ぶ彼らの声は自分の名前をもっと呼んでほしかったという慟哭として悲しく響く。今をもっと今を生きようと思う。だっちょ、素敵な芝居をありがとう。

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