« バターになる | トップページ | ★世界同時不況和音★ »

2009年6月19日 (金)

泳ぐ、羽ばたく

「空泳ぐ魚 海羽ばたく鳥」観劇。@リバティおおさか。

マダン劇というスタイルで、野外で行われる芝居。観客はお酒を飲んだり、舞台と一体となって、演者と共にそこに居る。どんな芝居だろうーと野外という開放感からか、ワクワクしながら観劇。

Pm_cimg4433

結果。終演後、すぐに立ち上がれないくらい素晴らしい作品だった。観ている途中に涙が溢れることは多々あるが、終演後もまだ涙が止まらないというのは、本当に久しぶりだ。魂が震えるということは、こういうことだろう。

始る前からドリンクやキムチやおつまみが配布され、観る側は半分できあがった状態の者もいるくらいリラックスしている。始ると、キムさん(哲義さんも民樹さんも両方キムさんだ!)二人が陽気な夫婦を演じている。観客を巻き込む陽気なテンポで、マッコリやおつまみが振舞われたりと、観客は、開演数分で楽しい芝居の輪の中に居る。

でも、物語が進んでいくと、きっとほとんど皆だと思うけれど、おつまみを口に運んでいる場合ではなくなってくる。

ただ一生懸命生きようとしただけのに、抑圧され、血が流し合われ、祖国は分断される。しかし、民族の言葉と血が確かにあり、強く強くあり、それを持って一生懸命生きた人、生きる人が、その広場には居た。

芝居的キセキがあって。脚立に登って遠くを見渡すシーンがある。船から果てしない海を仰ぐシーンだ。その時にちょうど、風が吹いた。芝居の神様が吹かせた風だ。観ている私たちは、一緒に船に乗っていた。そして一匹の蛾だろうか。照明の光に寄ってきて、か弱く羽ばたいていた。この物語の登場人物たちの羽ばたきのように。

ラストシーン。海原を羽ばたく鳥と、空を泳ぐ魚の青と白。その強さと美しさにまた涙が出た。

隣で見てたツネちゃんさん(オリゴ党)も男泣き。首までタオルで抜くってはりました。

|

« バターになる | トップページ | ★世界同時不況和音★ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/82440/30173517

この記事へのトラックバック一覧です: 泳ぐ、羽ばたく:

« バターになる | トップページ | ★世界同時不況和音★ »