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2009年3月 1日 (日)

最悪

奥田英朗「最悪」を読む。

ここんとこ何読んでもあんまり面白くなくて、私の心が病んでいるせいかと思いながら、本屋の平積みをぐるりと眺めてたら奥田英朗に目が止まる。前読んだ「ウランバーナの森」が面白かったことを思い出したのだ。

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「最悪」かなり面白かった。タイトルどおり「最悪」である。相当な「最悪」だ。物語の構成も素晴らしいけれど、それをしのぐ人物の描き方。この作家はまず「人」ありきだ。なかなか事件が起こらなくてもその人間の描写だけを前半延々見せられても飽きない。飽きるどころがその人物に惹きつけられていく、その人間たちが巻き込まれていく事件。最悪に向かって突っ走る主人公たちの切なさ。見事だ。

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コメント

あっ、「最悪」。懐かしい…。
10年ぐらい前に読みましたよ。
当時高校2年ぐらいでした。

雑誌で見つけて、タイトルとあらすじに魅かれて買いました。
WOWOWで映像化もされましたよね。
余り見たいと思いませんが^_^;

確かに人物描写は細かいですね。

「不幸のおすそわけをしてやろうと思った。」

「タレパン入れた方がいいよ。タレットパンチプレス。」

投稿: ツチノコ社長、 | 2009年3月 1日 (日) 16時16分

>社長ー。
面白かったんです。実に。この作家の別の作品もどんどこ読もうかと思ってます。

投稿: teru | 2009年3月 2日 (月) 01時31分

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