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2009年2月28日 (土)

気高き王

鹿殺しの「ベルゼブブ兄弟」観劇。

丸尾くんから絶対に見逃さないで!と連絡があって2年ぶりの鹿殺し。

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歌は今までで一番よかった。お話も一番好きかなあ。私は家族の話に弱い。間違いなく弱い。ベルゼブブは新約聖書では悪魔になってしまったんだけど、旧約聖書では蝿の王様の意味で、(劇中、蝿たちのパフォーマンスがあるんだけど)本来の意味は「気高き王」の意味。「高き館の主」でもあるそうな。

ならば主=父の気高かさもひしひしと伝わり、4人兄弟の物語で、同じく4人兄姉の私は、観終わったあと、自分の兄姉と父のことを思ったりしたのだ。

エグイものや毒々しいものには2種類ある。その形相だけで奇をてらいたいものと、実はそれと間逆だったりする想いを隠そうとしたり、うまく出せなかったりするあがきだったり。鹿殺しは間違いなく後者だと感じる。

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己が魂

昨日は、己が魂の完成版を観た。

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私が知る中での今までのJESUS作品の中では一番クオリティ高いんじゃないですか!!私はほんのちょっとだけの出演だったんだけど、真夏の森と真冬の南港とか一年かけて撮った大作です。できてよかった。実によかった。

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2009年2月25日 (水)

ジャン

今日も稽古。

今日は、稽古場に遊歩堂の大澤さんが初登場。ジャン!

・・・写真は撮り忘れました。

大澤さんとは去年から2回目の共演です。今回も男前な役かと思いきや、すっとぼけたおかしな人の役です。今日の大澤さんは面白かったです。もう一人の男子、ほーりーも真也なんでW真也です。早く言いたいのですが、また二人が稽古場に揃ったことがありませぬ。

大澤さんの役名は「ジャン」と言うんですが、台本にそのジャンが「さあ、ジャンジャン行きますよ~」という台詞があります。今のところ、そこが一番面白いです。

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エダニク

更新してなかった暫くの間に芝居を何本か観てて。

面白かったのは真夏の會の「エダニク」。

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男3人の、いっぱい飾りで暗転無しの会話劇。まずこのシチュエーションからして台本が面白くないとかなり難しい設定だと思うんだけど・・・実に面白かったのです。

役者の芝居も3人ともいいなあと思うところがたくさんあって、先ず3人ともとても上手い。全員キャラが素晴らしかった。そしてやはり緒形さんはステキだった。この台本とこの3人をまとめあげる一軒さんも凄いなあ。感心するところがいっぱいだった「エダニク」です。

「エダニク」職業差別やリストラといった社会的なテーマにも沿いながらエゴや見栄や家族や仲間や人間臭い「生きる」息を感じる内容で。一生懸命な人たちで。おかしいのに哀しく。私は好きだなぁ。

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2009年2月24日 (火)

はじまり

ニュートラルの「はじまりのリズム」を観てきた。

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物語はうまく説明できないのだけれど、一人の男性の命が途絶えた「終わり」から始って、新しい命を待ち望む「はじまり」で終わる物語。どのシーンを切り取っても温かく柔らかい、そんなお芝居だった。

役者の方がみな素敵でした。それぞれの役がそこにぴったりとはまっているようで、それはその役の役割をきちんと果たしているからなのだろう。

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2009年2月23日 (月)

気がつけば季節は変わりつつあり。

気がつかなくていいのかもしれないのに、気づかずには過ごせないことは多々あって。

変わらないのは私だけかと思いながら

絶えず休まず変化する季節サマは凄いなと感心する。

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春が来るのは嬉しいのだけれど、実は今はそれを待ち望んでいるわけではなく。

新しい季節がソラ恐ろしくすら感じられ。

でも間違いなく季節はきっと巡り巡って、

生きてる証拠を感じるのだろう。

高い冬空。

だんだん降りてきて

もうすぐ空っぼな私にもきっと桜が降ってくる。

でも帰りはザザ降りで。

役立たずのカッパはまだ雫を垂らしてる。

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2009年2月 9日 (月)

曼珠沙華 

「ルルドの森」を観てきた。@芸創。

ルルドは南フランスの町の名で、でも舞台は南フランスではなく「ルルドの森」というTVドラマが放映されていた日本で、そのドラマを巡って勃発する猟奇殺人事件。超ミステリー。

永遠に若く美しくありたい女の執念、おぞましさよ・・・。しかし、犯罪に立ち向かう刑事たちの想いはとても人間的である。血がいっぱい流れて肉がブッ飛んだりするけれど、でも「人間」が描かれた物語だったと思う。

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えなちゃん(川野えなさん)が超重要人物をやってたんだけど、難役を丁寧に演じていて「女優えな」と見せてもらった。ゴッド(石神禿氏)も凄いキーパーソン、もう終わってるんで明かすと、犯人やったんやけど、これまたよかった。あのひょうひょうとした狂気!

出ている役者がみな集中していていい芝居だった。久しぶりに完成度の高い、いい作品を観た。劇中、曼珠沙華が咲いている・・というシーンがある。血のように赤く炎のように咲く花だ。パンフレットに載ってたんだけど、花言葉は「かなしいおもいで」。・・・うむ。ここまで載せるパンフもまた素晴らしい。

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2009年2月 8日 (日)

落語

今日は、ヒロセと欠陥ロケット+寄席「善ざいは急げ!」を観てきた。

「落語」である。落語をきくのは久しぶりだ。欠陥ロケット+の今回の目玉は「イベント落語」。落語なんだけど、実際に役者が2人、3人とか出てくる。落語じゃないやん!と一見思ってしまいそうだけど、実に「落語」でした。だっちょ(欠陥ロケットのもりたみえちゃんです)の演出です。女だらけ~と謳っているので、出演者男子が女装している。真剣な女装で真剣に落語。それだけでも笑えます。

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一人でやる通常の落語もあって、それも魅力的な役者さんと、その役者さんにあった内容で面白かった。だっちょやったクセのある人達の落語で、4人の人間が出てくるんだけど、その中の一人がどこをどうとっても田中邦衛キャラで、本当に面白かった。ババロワーズの高橋さんがされた怪談落語は、すごく惹きこまれて、ラストの台詞ではホントぞぞっとするくらいだった。

落語って難しいだろうなと改めて思った。芝居にとても近いものがある。動いているのはからだ上半身だけだし、芝居ではなく、勿論「噺」だ。違うものではある。でも、その目線、声、そして、間、めりはり、抑揚、芝居の基本的要素が全て凝縮されて内包されている。とても練習のいるものだろうなと思った。

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2009年2月 7日 (土)

雪が咲く

今日は稽古。チェコレート谷へどどど・・・。

今日は日中、なんだかぽかぽかするくらいあったかかった。

陽の射す稽古場だったもんな。

なんかいいな。

そんな今日の稽古場に現れたのが・・

Pm_cimg4135 おや・・・誰だ?

Pm_cimg4136 ジャン!

Pm_cimg4137 咲雪(さゆき)ちゃんだ!

か、かわいいい。めちゃくちゃかわいい★

この可愛い子ちゃんは今回の共演者、遊歩堂の女優のなのな(野中さんです)の愛娘なのだ!ほっぺ真っ赤で、本当に可愛いくて可愛くて今日一日、咲雪ちゃんに癒されまくってきたのだ。寒い雪の季節にうまれたので咲雪。名前までかわいい。

「咲く」っていい言葉だなあ。花でなくてもいい、咲き誇っていたいね。いつも。

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2009年2月 6日 (金)

コンフィチュール2つ

大分から送ってくださった天然のコンフィチュール。

頂きました。ありがとうございます。

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かわいいビン。

ふたつ並べてると仲良し。

離すと寂しそうだ。

だから

ふたつ並べて置いておこう。

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2009年2月 5日 (木)

マチェドニア

この前の稽古で飲んだマセドニアグレープ。

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マセドニアってなんじゃらほい?と思って調べたら、本当は「マチェドニア」なのかな。イタリア料理の一種。色んな果物が入ったフルーツのデザートだそうな。

スペイン語圏では「マセドニア」、フランス料理では「マセドワーヌ・ド・フリュイ」 と呼ばれる。色々なフルーツが入ってるから色々な民族が住むマケドニアになぞらえている。Byウィキペディア。とな。・・・へ~。なるほど。

ビタミンいろいろ入ってそう。身体に優しく。

自販機で50円やった。私に優しい。

きっと4月の芝居もまた色んな人と混ざって絡まって繋がっていくのです。

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2009年2月 4日 (水)

守るもの

今日、朝の電車で悲しいことを考えてしまった。考えれば考えるほど悲しくなった。

駅を降りて歩いてビルのエレベーターに乗った。降りようと思ってつけてたiPodのイヤホンを外そうとしたら本体につけてた皮のカバーがペロっと外れる。

あっ。

扉パタン。

あ・・・。

カバーはちょうど、扉と、落ちていくであろう奈落の底の間のようなところにピトっと落ちる。

・・・。

次、この扉が開いたどこかの階で見事に落ちていくのか。

まさかの奇跡でこの扉のほんの僅かの幅に乗っかったまま、またこの扉は開くのか。

そんなわけないな。

買った時からずっと離さず付けてたカバー。

本体を傷付けず使えてきたのもこのカバーのお陰。

このカバーの中で私の大好きな曲たちが何回も再生されてきた。

もうボロボロになってたけど、

なんかこのカバーが曲を守ってくれてたかの如く妙な気持ちになる。

・・・。

急がないと間に合わない。

諦めるしかない・・。

歩き出す。

後ろ髪を引かれながら。

でも

慌てたんで外し損ねたイヤホンから流れるメロディ。

それは、どうしてもどうしても

忘れられない曲で

そして、とてもとても

大事な曲で

そしたらもう

くるりと踵を返して走ってた。

大きなビルなんで、エレベーターは6機もあって。

全部の機ボタンを押す。

一気に押しまくる。

上がってこい!

いや、降りてこい!

どっちでもいい。

とにかくこの階に。

私が乗ったエレベーターの扉が開く確立は6分の1。

1機目のランプが点灯。

ああ。・・・違うエレベーターだった。

大丈夫。あと5回待てばやってくる。

1機目のエレベーターを見送る。

開いても乗らない私を睨む中の人たち。

ごめんなさい。

次のランプが点灯。

ああ。・・・また違うエレベーターだ。

そして3個目の点灯。

と、思ったら、1個目に開いたエレベーターがまた点灯。

なぜに!?6機が順番に開くというんじゃないのか!

確立は・・・。

わかんねー。

もう駄目だぁ・・・

と思った次の瞬間、私が乗ったエレベーターが点灯。

神様・・。

勝手に祈ってた。

どうか落ちてませんように。奇跡で乗っかっていますように。

なんでカバーだけやのにこんなに必死になってんねやろ、私。

聞こえるメロディ。

ほんまかよ。この歌詞とか思う。

だけど信じてしまう。

開く扉。

そこにいた皮のカバー。

扉とそのそのほんの僅かの間に挟まってくしゃくしゃになって。

慌てて引っ張って取り出す。

私の手の中に戻ってくる。

大事なんだと気がつく。

そしたら歌詞がはっきり聞こえてきた。

私が守ったわけじゃないんだ。奇跡でいてくれただけ。

私は不注意で鈍感で大事なものを知らない間にどんどん落としていて。これが今はたまたま気づいただけで。

きっと私は知らない間にたくさんのものを失くしてしまっているんだろう。

とても大事なものを拙さと愚さとで手放してしまったんだろう。

なくならないでって吠えることすらできないまま。

大事なモノを大事と思って生きれてるのか私。

ちゃんと守れてるのか私。

歌詞がもっとはっきり聞こえてきて。

メロディが頬を伝っていった。

明日、エレベーターに乗るのちょっと怖いんだ。

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2009年2月 3日 (火)

オニハソト

今日は節分。

帰って玄関の戸を開けたら、ちえちゃんが

オニハソトーッ!

と言いながら豆を投げつけてくる。

・・・。

いやいや。そりゃないやろ。

仕方ない。笑顔で返しておこう。

わしゃ今日は疲れてるんだよ。

お膳の上には当然のように、巻き寿司がぐるんぐるん巻かれていた。何本巻き上げてんねん!っていうくらい巻きに巻いたようだ。

母の味。

くそぉ・・・。

美味しいじゃないか。

明日も食べよう。

しかしなんだ。今日の気温。

あったかいフリして何で急に降り出すかな。

くそぉ・・・。

実は頭が痛い。

吐きそうだ。今すぐ吐ける。

やっぱりオニは私だったのか。

自分の中の鬼か、邪悪であろうこの想いを外に吐き出したい。

今すぐ。

なのに吐かない。

私がオニだ。

間違いない。

お願い。

明日は晴れてくれ。

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2009年2月 2日 (月)

有楽町

この前の東京。

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夜の街に立ち並ぶプレハブ。

なんだか不思議。

夜の有楽町っていう響きだけでなんだかドキドキするぜ。

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時間があったらなぁ。

夜空。

空は間違いなくひとつに繋がっているのに

繋がりたいものは遠い。

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2009年2月 1日 (日)

革命

チェ・ゲバラを観て来た。ベニチオ・デル・トロも、映画「モーターサイクルダイアリーズ」も好きだった私としては、観ておかねばっ・・と、「28歳の革命」と「39歳別れの手紙」両方観て来た。

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両方観て思ったんだけど、かなり史実に忠実につくられている。第二部39歳~の方は、チェ・ゲバラがつけていた日記の日付なども明確に出てきてゲリラ戦の様子がとても詳細に描かれている。

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風貌も似ているベニチオ・デル・トロは、ゲバラについて相当な役づくりをしたそうな。でも大事なことは、ベニチオ自身が語っているが、現地や関わりのある人を取材して感じたこと、ゲバラは、スーパースターではないということ。真の革命家であるということだ。

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アルゼンチン人でありながらキューバ革命の立役者となり、さらなる理想を追い求めてボリビアで死んだ、チェ・ゲバラ。生涯を正義と理想の実現のために捧げ、39歳で死んだ伝説の男は、真の革命家であったのだ。でも、その前に1人の旅人だったんだろうな。 貧しい人を救いたい、平等に医療を受けさせたい・・・彼が旅で感じたことをただやり遂げようとした永遠の旅人。

2部で銃殺される前で、見張りの政府軍兵に「キューバに宗教はあるのか」と聞かれ、ゲバラは「ない、しかし皆、自分の神を信じている」と言う。「お前も神を信じているのか」と更に問われると、「いや、俺は人間を信じている」と答える。

インタビューのシーンでは、真の革命家には何が必要なのか?と聞かれたゲバラは「愛」と答える。「正義への愛、真実への愛、人間への愛、愛のない革命は真実ではない」という台詞があった。両方あわせて4時間半くらい淡々とほぼ戦闘シーンでつくられたこの映画の中でもっとも心に残った台詞だった。

ちょっとだけ、私もまず自分に革命を・・・。と思った。

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