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2009年1月 2日 (金)

哀切

久しぶりの宮部みゆき「火車」

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平成10年に出版されたホンなんでもう11年前のホンです。

けど、古さは感じなかった。カード社会の犠牲ともいうべき凄惨な人生の女の物語。昨年からミステリーとか推理小説らしきものを読み漁ってましたが、宮部みゆきではこれが一番!とあげる人が多いらしく、なかなか読み応えのある一冊だった。カード社会の栄華とその蟻地獄のように嵌ってしまう暗黒の世界との表裏を表す社会派のミステリーですね。

社会的テーマを大きく描いてはいるけれど、そこに自分の過去を消し、他人になろうとしてなりきれなかった女の哀切が描かれている。女性作家らしい描写と切り口。面白い。

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