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2008年12月31日 (水)

2008のこと・続き

後半の芝居は

9月:「カレー」芝居所味一番

客演すると大概しっている役者さんがたくさんいる状態が続いていましたが、後藤さん以外全員が初めましてさん!後藤さんも共演するのは初めて!

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家族の物語。崩壊とわずかに見える再生の兆しの余韻を残す物語。私の役は「狂気」潜む狂気という役。難しかった。でもとてもいい経験となりました。

11月:「セイ透明ハロー・セイ金色グッバイ」

Pm_cimg3944 曲をつくって歌いました。

みんなに踊ってもらいました。かなりかっちょよかった・・・。

Pm_cimg4030 ありがとう。しかないのだよ。

一歩前に進んだのかな・・・。わからん。でも進みたいと自分がもがいていたことだけは確か。私にとっては一生忘れられない作品となりました。

12月にはJESUSの映画撮影にもほんの少しだけど参加。芝居も映像でもお世話になったみなさん、本当に2008年、ありがとうございました。

もっともっと自分を高めるようこれからも頑張りたいです。また来年も宜しくお願いします。

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2008年12月30日 (火)

2008のこと

今年もいっぱいたくさんの方と芝居を通じて知り合い、協力しあい、一緒に作品をつくってきました。

4月「天使は瞳をとじて」:ママと初恋プロデュース

Pm__0014693_2 花嫁!芝居と仕事で何回着んねんってくらい着てます!早く本物を着ようと思います◎

Pm_cimg3320 奥の深い鴻上作品。そしてものすごい人を好きになる役。超苦手分野。実はしんどかった。でもやれてよかった。本当によかった。

6月:「リピート#2」アクスピ

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旗揚げ公演「リピート」の続編。仲間と去っていく人と残る人と、そして命の物語。

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劇団公演ですが、たくさんの方に客演して頂き、また本当にたくさんの方にご協力頂きました。私はアクスピで、「リピート」という作品の「あゆみ」という役からスタートし、またこの「あゆみ」をやらせてもらえました。本当に幸せものです。私はこの「あゆみ」という役が大好きでした。これからもずっと好きな役です。

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2008年12月29日 (月)

ウェディングドレス

今年見た幸せ。

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本当におめでとう。心からの祝福を!

そういえば私もウェディングドレス着ましたね・・・・。芝居でやけど。

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2008年12月28日 (日)

透明できらきらしていた音の人

ミクロの「セイ透明~」を公演終わってからもずっと振り返ってたんですが、「セイ透明~」には初めて音楽を「自分でつくる!」ということに挑んでみまして・・・その私の無謀とも言える挑戦に多大なる貢献をしてくれたのが西野史人くんです。

Nishinofumito1 JESUSの映画にも曲をつくってくれています。まだ大学生ですが、既に音楽の仕事をしているすごい人物なのです。

史人くんもまたあらゆる楽器を弾きこなす超音楽人です。どんな楽器もできてしまう人って本当に尊敬。そして今回、私がつくった拙いメロディをあんなにかっこいいテイストに編曲してくれたのが、史人くんなのでした。「セイ透明~」の中で演奏された曲は史人くんなしてはありえなかった曲たちなのです。ISTの件で時間が大幅に割かれ、本当に短期間になっ制作時間の中、共に睡眠そっちのけでやってくれたのだ。史人くん本当にありがとう。

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2008年12月27日 (土)

シュールストレミング

この前、JESUSメンバーでクリスマス会をしまして、シュールストレミングってのを生まれて初めて食べてしまった・・・。

食べてしまえるというのは、実はものすんごい行為で、これは、食べる前に死にかけになる食べ物です。ものすごい悪臭のする食べ物で、おそらく私たちの会話レベルでは、世界一臭いといわれている食べ物です。

Nishino くわわ!

76a685871_2 どひゃ~!

ナカジーがスウェーデンから入手!あまりの悪臭の為、人の家では開けないでっ!屋外でっっ!て書いてあるのに・・・。

無残にも開けられる缶詰・・・。ニシンを発酵させたものです。そして、その「におい」とは。。とにかく臭い!ほぼ下水の臭いです。本当に苦しかった。でもそれを食する私たち全員変態の極み。かまずに飲み込んだのでどんな味がわからないけど、臭いほど酷い味ではなかったです。食べれるものなんで当然ですが・・・。

とにかく今年も目玉が飛び出すクリスマスでした。詳しい様子はナカジーがブログで書いてますー。

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2008年12月24日 (水)

プレイヤー達

世の中、クリスマスですね。聖なる夜ですよ。皆さんにとってステキなクリスマスでありますように★

街中にはステキなクリスマスソングが流れていますね。語りそびれていたんですが、アンチミルクXチーム。セイハロ~のバンドメンバーです。

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key:桑原真由起ちゃん。実はナカジーの正真正銘いとこっていう・・・。ずっとクラシックピアノ一筋で、バンド演奏は初めて。スタジオ稽古の時も「素人ですみません・・・」といつも謙遜してたけど、稽古を重ねるにつれ、どんどん「バンド」になっていってた・・・。現役大学生★ラブリーまゆでした。

sax:南由香ちゃん。フランスに単身で音楽留学していたという超すごい子なのです。現地のJAZZバンドにいたので、今回みたいな演奏や即興的なものでもなんでもこい。すばらしいサックスでした。普段はトリコロールという自分のユニットで音楽活動しているのだ。

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drums:村上友人くん。SCRIBLLEというバンドのドラマーである。これまた普段ジャズ音楽をやっているので、耳コピーだけであっという間に叩いてしまう。初めてきいた時に思ったことは、ただひとつ・・・激うまい・・・。す、すごい。21歳にしてなんなんだ、この叩きっぷり・・・。このリズムのもと、私歌うのか・・。が、がんばらねば!そして同時に、めちゃうれしい!楽しみ。やったるぜと思わせてくれた。

bass:加藤哲平くん。同じくSCRIBLLEというバンドのベーシストである。これまた強烈にう、うまい・・・。音楽を実にわかっている。ドラムもキーボードもギターも何でも弾いてしまう、音楽屋だ。すごい。ちょっとミスってしまった他のメンバーのフォローしながら弾いたりする。すばらしく耳のいいベーシスト。「クッキン」のチョッパー弾きに痺れた人はいっぱい居たはず・・。

というなんとも私のボーカルなんぞにはもったいない素晴らしい演奏者が集まってくれていたのでした。全員ミルク嫌いの「アンチミルクX」という密かなバンド名ができつつあったけど、私の心の中では「TERUちゃんバンド」か、もしくは、「テリーバンバン」というバンド名にしたかったんだけど、なんとなく皆に賛成してもらえない気もして自粛しておいたのだ。今度する時は思い切って、どうだろうか・・と提案してみようと思う。

この素晴らしいプレイヤーのお陰で生演奏という醍醐味をお客様に味わって頂く事ができたのでした。本当に本当にありがとう。私の心のバンドメンバーたちよ。

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2008年12月23日 (火)

喪服・ピストル・吹かし煙草

先日、JESUSの撮影をしてきました。「己が魂の為に」の残すシーンを撮り終わってクランクアップ!・・・の予定・・・。

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墓地での撮影です。全員喪服。なんだかゾロってしますね。組の親分が亡くなった・・という設定です。

39e655401 久々の撮影、よっしー。主人公西野くんの兄貴分の役。シブイのねん。

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お墓でピストル。物騒な女の役なのです。しかも煙草は吹かしてるぜ。

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若きチンピラ西野くん。拳銃にビビるの巻。

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細かい演出を飛ばすナカジ監督。

朝から昼まではお天気で撮影は順調。なのに、夜のシーンの撮影から雨が・・・。ということで夜のシーンは撮影延期となり、クランクアップとはなりませんでした。残念!

しかし、完成は間近だよ。

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2008年12月22日 (月)

どんなに

私の心が醜く歪んでも

私の魂が腐り地に落ちようとも

あなたはこの空のように変わらず私を見ていてくれるだろうか。

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そんなわけはないよなあ。

もうすぐクリスマスです。

街は賑わいきらきらしています。

私はこの喧騒に自分を覆い隠して

生きていかねばなりません。

あなたは元気ですか。

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2008年12月20日 (土)

贈り物

そのまま1stに移動して魔法のチョコレートを観る。

「雪音楽の贈り物」。タイトルからして心温まる物語だろうなと思わせてくれる。うみみんの作・演出作品です。

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クリスマス感を全面に打ち出し、「音」をつくるという夢のような工場が舞台のファンタジックベースにロボットも飛び出す、正に劇団名どおりのマジカルなチョコみたいな甘く可愛い世界観。

装置も大きなツリーがあって、更に全員の衣装がステキでした。ほんまに全部可愛いいんです。

で、話はどんどこ進んでいくんですが、ただキュートなだけでは終わりませんでした。特に、さきちゃん(双葉ちん)がほんまにエライ可愛らしい役やなあ・・と思ってて、これで最後までいくんかなあ。。と、ちょっと思ってたら、ラストにそんな展開がぁ!!ってことになります。これもまた、まるで全く別の人間であるかのごどく別キャラに変貌するのです!やはりさき、普通じゃ終わりませんでした。そして、ひっとむのラストにもめちゃやられます。

そしてとうとう全員が実は人間ではなかった・・という結末に。あんなにみんな人間的であったのに・・・。

でもでも、そんな展開になろうとも、やっぱり温かいのです。ロボットとか魔女とか人間以外のものたちが人間みたいにあったかいのです。ああ、まほチョコだなあと思いました。やっぱり「人」の心のあったかいものを感じさせてくれたのでした。この芝居がまほチョコからの贈り物です。

みなさんお疲れ様でした。

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一人

一人芝居を一人で観る。

副島さんの一人芝居 「カルボンさん」

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脚本・オカモト国ヒコ
演出・上田一軒(スクエア)
出演・副島新五

ある一族に先祖代々伝えられるお役目。父から子へ子々孫々に受け継がれた儀式。舞台は各時代をめぐり、それぞれの奮闘する様を描き出す・・・。

ソエさんは上手い!当たり前だけど、実感。一人芝居ってそりゃすごい緊張するだろうし、自分ひとりだけでお客様をその物語の世界に引っ張っていかなきゃならないんだけど、実に引き込まれた。全く飽きなかった。私もこんなんしてみたい!と思った。

一人芝居の作り方は様々だと思うけど、本当にその登場人物しかいないパターンと登場人物以外を存在させるパターン。

今日観た芝居は後者。これは相手が何を言ったかどう行動したか、実際の演者が説明しなければならない。「カルボンさん」なる得体の知れないものとの儀式を行う3つの世代の男たちが登場する。これを行うことがこのお芝居の本筋となる。

この「カルボン」さんが何ものなのかがわからないまま物語は進む。ようやく得体のしれないもの、きっと人間ではなかろうものだと判明していく。つまり喋らない相手だ。勿論奇怪な反応と動きをする。それに呼応していくという構成だ。台本も面白い。そして演者も演出もいい。3世代の全く違うキャラの男を演じ分けている。でも血が繋がっていると彷彿させる癖だとか細かいしぐさもいい。そしてただ面白い笑えるというだけでなく、それぞれの時代の男が抱える「想い」を醸し出している。笑いながらもジーンとくる。

観れてよかった。いい刺激をもらったのだ。一人でふむふむと噛み締めてみた。本当にいいもんつくりたいなあ・・・。

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2008年12月19日 (金)

ママチャリ

マイチャリ(正確にはマイマザーチャリ)ママチャリ。

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かっこ悪いとか言うなや~。これ小道具積んだりする時、結構役に立っったんやから。

このチャリでほぼミクロの稽古に通った私。素晴らしい★

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2008年12月18日 (木)

喪服

明々後日くらいに着る予定。喪服。

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喪服着る「予定」ってなんか嫌だな・・・。そこらへんに不幸があるかも・・・と予想を立てている・・・わけじゃあないんだよ。決して!

撮影です。久しぶりだわね。この夏からJESUS総動員で撮っていた大作「己が魂の為に」に私もちょっとだけ出演します。そして衣装はこの喪服からですぜ。でも喪服だからって大人しくしてると思ったら大間違いだよ。たぶん・・・。

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2008年12月17日 (水)

師走

師走だ。

11月の公演が終わって12月は、ほっこりするぞ・・と決めていたのに、なぜかなぜだかなんだかとっても忙しい。

どういうこっちゃい。

12月ですね。師走ですね。そりゃ師も走りますよ。

今年もあと2週間で終わってしまうじゃないか。

・・・なんてこった。

そこで10月に結婚したあみーの結婚式の時の写真をあげておくのだ。この結婚式の模様を全くUPしていなかった。こ、今年中にせねば・・・。

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キャンディーキャンディーでした★勿論自ら歌って登場。ウェデングドレスはまた今度(=^・^=)

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2008年12月16日 (火)

そしてハル

「セイ透明ハロー・セイ金色グッバイ」は全員が何かの一歩を踏み出したい人たちの物語。

描けた人もいるし、描ききれなかった登場人物もいた。でもこの「ハル」だけは絶対前に進まなければならなかった。ハルが一歩前に進むことがまず物語の主軸。何歩もじゃなくていい。たった一歩だけでいいのだ。前に進んでいること。これが大事なこと。

青年ハルは少年ハルに引き続き、いや実は少年以上に、まっこと人を心から信じる人である。そしてやっぱり純粋な人間である。

心の病であるという大前提を内包して自然体な芝居をしてほしかった。でも最終的にはボロボロでも必死なもの、抑えきれない爆発的な感情の開放が必要だった。青年ハルは、この物語で一番難しい役となった。

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コーディーにやってもらった。何度か共演した役者である。6月に「リピート#2」に出演してもらった時に思ったんだけど、コーディー自身がやっぱり純心な人間である。そして実は不器用な役者である。だから必死になる。その姿勢がいい。寝ずに役のことを考える。大事だと思ったら夜中でもなんでも質問の電話をしてくる。自分のノートに役のバックボーンとかをいっぱい書いている。(しかしそれはこっそりやっていることみたいで誰も知らないようだ。今ちと明かしてみる。)この役を演じるのに病気の本を随分読んだりと、実に真摯に取り組んでくれた。

自分の役は勿論だが、作品全体を高めたいという想いがとても強く、自分が出ていないシーンでもいろんな意見をバンバン言ってくる。私も実は、腹が立ったり、なにくそ!と思わされたことが何度もあった。そして、なるほど・・とも思わせてくれた。こんなもんじゃない、こんなもんで収まっちゃいかん!と思わせてくれた。

この作品に全力で挑み本当に必死になってくれたと思うのです。

バイバイを叫ぶハルからは、汗以外にも涎とか、もうあらゆる物が飛び散り流れていました。決して綺麗ではないのですが、綺麗な芝居があまり好きではない私には、そてはとてもキラキラしているように見えました。

コーディーにハルをやってもらって本当によかった。ありがとう。コーディー。

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2008年12月15日 (月)

ハル

「セイ透明ハロー~」の構想でもっとも初めの頃に浮かんだのは、「2重構造の話にしよう」ということ。

世の中、映画でも芝居でも2重3重構造の話はいっぱいあって、どれも実にうまいことリンクさせているなあ・・と感心していたのだ。どちらかと言うと、絶対あたしには書けねえぜ・・・と思ってたんだけど、でも、できねえぜ・・・と思うことをやりたがるのが、あほな私の性なのです。そして、か、書きたい・・といつしか思うようになってしまった。よし!書いてやる!が・・・さてどうやって繋げる・・・。

同じ人間の幼少時代と青年期、これだ!神様は降りてきてくれた。んー、単純だなあ。すぐ分かってしまうよなあ・・と思う。でも以外とお客さんってのは分からないもんだよ。BYおっかまん。の言うように実際なかなか話が見えてこないお客様は多かった・・(け、計算どおりじゃないか・・・)

そしてその少年の名は「ハル」。ハルという響きが実にいい。私の中では、季節の「春」だった。寒い長い冬を越えて迎える春。季節の始まり。凍てつく大地と雪を溶かし、芽生え息づく最初の一歩。巡る四季の第一歩である。

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少年はさっちゃん(テクイジの松村里美さん)にお願いした。少年という役柄が私の知る女優の中でもっとも似合うと思ったのだ。ご存知の方も多いと思うが、さっちゃんは色んな芝居でも殆どが男性役、少年役である、お、女の役をほとんどやっていない・・・と語る女優である。普段からその醸し出す「中性」の魅力はそれだけで十分なくらいの「少年的要素」である。そして少年っぽさだけに限らず、なぜ、さっちゃんか。

一言で簡単に言ってしまえば彼女の中にある「Pure Soul」である。実は大人年齢ではあるが、根っこが子供のように純真なのだ。なので少年ハルはさっちゃんなのだ。

芝居そのものも実に素直な芝居をする。飾らないありのままの自然体な芝居である。ハルの中で絶対欠くことのできない要素「純粋」。ゆえの心の病だった。揺ぎ無く人を信じること。これを強く秘め、そして少年の中に込めてくれた。

夕方6時5分前。遊園地の閉館時間の寸前で帰ってこない父親を待つハル。この伸ばした手の先には何も触れることができなかった。けど20年後には掴むのです。自分の踏み出した足と伸ばした手の先に。この必死に手を伸ばすシーンがなければラストシーンはありえなかったのです。

後半は、大人になったハルの中にいる「もう一人の自分」として存在し、青年ハルとリンクしたり戦ったり、あがいたり、もがいたり、そして共に進もうとしたりします。難しい役でしたが、とても純真な「少年ハル」をつくってくれた。さっちゃん、ありがとう。

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2008年12月14日 (日)

シンジ

昔観た芝居にとても心に強く残った台詞があって。

「事実と真実は違うんだよ」というのだ。使い古された言い回しのようでもあるが、よくよく考えてみると、これはとても大事な台詞だった。その時の私にとって。そして多分今も。

「事実」は観測された事柄、起こった現象だ。そして「真実」は、意味を調べてみると、

本当のこと。

って書いてある。この「本当」って言葉が大事なのだ。「歪曲や隠蔽や錯誤をすべて排したときに明らかにされること」とも書いてある。

事実でしか見えない伝わらないことが世の中きっと殆どで、事実なのだから当然そのとおり、結果それでしかないのだけれど、でも「事実」にはなかった「真実」ってのがあるのだ。きっとどんな場面にも。私の人生にだっていっぱいあったよ。

で、あるならその真実を描きたいと思った。そして、シンジという役をつくった「真実」を演じる人。

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ごまくんにお願いした。五馬さとしという役者には「真実」が似合う。私の感覚的なものだけで言うと。どんな??ってつっこまれそうだけど、でもうまく言えんけど、そんなものがごまくんにはあるのだ。

実はごまくんとは長いつきあいだ。ずっとエンペラーごまという名で、ひこひこさんの看板として劇団を引っ張っている俳優だけど、その、ひこひこさんに入る10年以上前からの知り合いだ。コメディもできるし、ダンスなんかもやたら上手い、キレも味もある。ふり幅も大きい。いい役者だとつくづく思う。

少年ハルとのお父さんのシーン以外は病院側では、ラストシーンまで、ずっと掃除しているだけで殆ど存在感なしの役のはずなのに、圧倒的な存在感を見せる。つまり役者である。ストーリー上、勿論そうなってはいくんだけど、それは、その役作りが深く、自分の演じる役に対して実に真摯であるからだ。

太宰治の「走れメロス」を題材にしたが、「真実とは決して空虚な妄想ではない」という台詞がある。どれだけ結果が不本意だったり、本当は違うのに・・・と思うことがたくさんあったか、そしてこれからもたくさんあろうとも、もちろん結果が全てと言われる世の中だけど、でも自分の中にある(あった)「真実」は曲げれないのである。そしてそれがやっぱり結果より大事だと思うのだ。

「真実」の意味がこめられた「シンジ」でいてくれた。ありがとう。ごまくん。

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2008年12月13日 (土)

ファイトという掛け声

今日は、いつもお世話になっている劇団暇だけどステキさんの公演

「ファイト」の本番でした。お手伝いに行ってきました。

明日までやってるんでネタばれになるので詳しくは言えませんが。野球と新撰組と「ファイト」という掛け声の話です。掛け声って簡単に言えるもんじゃないけど、でも、そんな物語です。

キホーさんでなく、飯島さんの久しぶりの作演出作品だそうです。初日からお客さんはいっぱいでした。

Pm_cimg4062_3 ネタばれになるんで詳しく言えませんが、女優陣がみんなめちゃ可愛いです★キューティハニーめろめろパンチ食らうこと必至です。みやちゃんと前田さん。

Pm_cimg4063 ネタばれになるんで詳しく言えませんが、因みに、のむのむ(野村千寿子さん)は劇中、パンを売りますが(実際は売らず押し売り、いや押し渡ししますが)そのパンをちょっと食べたくなったあなた・・・私と同類です。おめでとうございます。

Pm_cimg4061 そして、更に、ネタばれになるんで詳しく言えませんが、白井くんの魔球ではない魔球が観れます。ピッチャーの役ですよ~。

Pm_cimg4066 おまけに、ネタばれになるんで詳しく言えませんが、土方役の大饗さんですよ。めちゃ久しぶりに会いました。土方なのに「としちゃん」と呼ばれる役です。刀ではなく、バットを振るシーンをお楽しみに。

Pm_cimg4065 更にまた更に、ネタばれになるんで詳しく言えませんが、イントネーションにはハラハラするけど、なんだかカッコイイ(かもしれない)堀くんを観れるかもしれません。なんだかラストシーンは要注意です。

ファイト」とはただの掛け声ではないのです。どんな意味なんでしょう・・・。という訳で、ほとんどネタはバラしましたが、明日までです!@芸術創造館!!

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2008年12月12日 (金)

ウナバラ

大きな母のような器で、ヒトをきちんと叱れる人。そして果てしない海のような包容力を秘めている人間がいてほしかった。青くそしてオレンジにも染まる大海原みたいな人。

そうそのまま「ウナバラ」と名づけた。

ヒロセにやってもらった。ヒロセ以外には考えてなかった。病院側の人間で全部分かっている人。ちゃきちゃきしっかり者のようで何でもこなす・・・と見せかけて、いや実際やってるんだけど、本当はめちゃぶきっちょな女。一生懸命なのです。一生懸命やってなんとかやっていけている人、そこが最も愛しいところ。

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ウナバラは、ヒロセそのままな所が多々あってね。その自分のような、でも決して自分ではないキャラをどう演じるか。ヒロセにはいつも課題を与えています。(今明かしてやった・・・)いつも自分の役にまず素直に向き合う。そしてもがく、あがく。まっこと頑張りやである。そして出来上がったウナバラ。本人はもっともっとウナバラをつくりたかったようだ。本番終わってもまだもがいてる役者。ヒロセはそんな子だ。

ヒロセはハルの病院の母みたいなもんだけど、実世界では、まさに私の母です。稽古始まってから本番終わるまでは、ほぼ私のお守りをしてくれている。いつだってどんだけしんどくたって公演が上手くいくように必死になってくれる。私の分身・・・って勝手に私が思ってるだけか。

ウナバラは怖いんだ。厳しく皆を叱るんだ。コラーとか言うんだ。愛があるからなのだ。ラストシーン「オムライス~」のくだりをハルに言ってやるのはウナバラ。ウナバラでしか成立しなかったのだ。私の中では。

その料理教室のダンスシーンで、そうあのたった3分のダンスシーンで振り回すだけの大きなフライパンとフライ返し、泡だて器。私があほほど大きいのん!って言うたら、本当にあほほど大きいのんつくってくれた。近くのスーパーにダンボール泥棒盗人と呼ばれ(注:恐らく・・・)毎日眠らず、ほんまにあほになってつくってくれたヒロセ。

ヒロセ。ありがとう。次芝居する時も一緒に居てね。

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2008年12月 7日 (日)

セイハローにグッバイ

6日の夜に「セイ透明ハロー・セイ金色グッバイ」の清算会をしたのだよ。

公演終わって2週間。ほぼ虚無感だけで生てましたが、皆の顔を見てしばし復活の私。でも皆には未だに疲れているオーラが満開やと言われる。

サキには「でもテルさん、疲れている時が一番フォロモン出てますよ」と言われる始末。どんなフェロモンだよ・・・。

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フェロモンについてはまた次回。サキとヒロセでフォロモンについて2時間語ったったいう・・・。

次回の公演に向けて走り出しているメンバーもあり、いつも思う寂しさでちょっぴりウェッティになる私・・・。でもそれでいいのです。

私も次に向けて、やはり頑張ろうと思うのでした。

皆、本当にありがとう。お疲れ様でした。

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2008年12月 6日 (土)

サカノウエ

サカノウエという役をつくった。

何かの上という苗字にしようと決めていて、山ノ上、川上、谷上、田上、・・・あれこれ思案した末、一番、私に響いたのが「坂之上」。

「セイハロー~」は生演奏をしよう!と決めていて、しかも、曲をつくる!絶対つくる!と決めていて、いや、実はホンを書き出した頃から、ものすごくメロディだけ、ゴゴゴ~って出てきてて、その歌詞の中に「坂之上」という言葉が出てきたのが正直なところなのです。

実は、登場人物の名前が全部、今回のこの芝居の曲のテーマ曲「セイハロー・セイグッバイ」の歌詞に出てきます。しかも2番で。1番じゃないところがミソだべ。って自分では思ってるのだ。んが、誰も言ってくれないので、ここで言っておく。

「サカノウエ」はワタリ医師と同じく病院側の人間でしたが、ウナバラ程の経験はなく、まだ稚拙な部分を残した人。まだまだ経験の少ない自分に何ができるかを模索し、一生懸命である人。それ故、つい出過ぎてしまう人。でもそれが人からは嫌に受け取られない内面からの可愛さが溢れる人。

その「サカノウエ」さんをやってくれたのは、川野えなちゃん。

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えなちゃんは実に勘のよい役者。故に初めから完成度が高い。写真を撮ると言えば常にヘン顔をするし、まったく気取ったり飾ったりすることのないえなちゃんなんだけど、そんなえなちゃんの内面の自然体の可愛らしさを活かし、出したかった。

そしてまた、そんな部分とは別に、シンジとの二人のシーンとラストのベルトに書かれた文字を読むシーンがありました。それらはいずれも作品の中では、大切なシーンでしたが、いいシーンになったと思います。シンジの思いを酌むということ、医者側としてハルを見ているということ両方を備えた、「サカノウエ」が居ました。

えなちゃん、ありがとう。

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2008年12月 5日 (金)

トキタくん

笑顔だけで人は癒されるものである。

「笑う」という表情はあらゆる表情の中で最も素晴らしい。

トキタくんは、青年ハルの傍にいたもう一人の人。少年ハルの傍にいたクロックンと等しくいつも笑顔だ。笑っている。

「笑顔」って、人を温かくするし、とても嬉しい。だけど、本当は頑張って「笑っている」ことだってある。少年ハルが最初身につけようとした「笑い顔グッズ」もそう。本番はなぜかそれがアムロのお面やったけど(笑)・・・

笑っていなきゃ・・というのは実は一番しんどい笑いで、そんなことするくらいならいっそずっとむくれてたい、泣いていたい。その方がずっと楽ちんだ。でも人は頑張る生き物で「笑おう」とするんだな。これまた。

トキタくんは心から笑っている人。でもやっぱりいっぱい抱えている人。なのにちゃんと笑っている人。私はトキタくんというキャラが笑えば笑う程悲しかった。だけど、「笑って」と演出した。そして笑い続けるトキタくんが最後にはとても温かく優しい気持ちにさせてくれた。そんな笑顔が似合う人。今吉圭三太。

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本人は「ボクは実は黒い人間なんです・・・」とばっかり言ってたけど、果たして実際そうなのかわからんけど(笑)でも稽古中の圭三太は、子供のように純真な心を持ったトキタくんでした。こんなに笑顔が可愛い大人の男もそういないっしょ。

病気であるという大前提のこの台本を手にした時から関係書物を読み、私が薦めてみた本も読んでくれたり、役づくりにも真剣に取組んでくれた圭三太。このトキタくんもまたチョウさんと同じく「友情」の人でした。

シンジのベルトを見つけるシーン。そして、思わずシンジを突き飛ばしてしまうシーン。ハルくんがもっと興奮してしまうから!・・・と叫ぶシーン。たくさんのシーンでトキタくんという人物の生きた「友情」が在りました。

圭三太、笑顔と友愛をありがとう。

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2008年12月 4日 (木)

チョウさん

ハルの傍には常に2人の人がいたのでした。

ひとりは「チョウ」、もうひとりは「時」である。

少年ハルの傍に居たのが蝶の化身「BB」、そして時計の人「クロックン」。

青年ハルの傍に居たのが「チョウ」さんと「トキタ」くんでした。

この物語で私が言いたかったことは「一歩前へ」でしたが、あらゆることの始めは第一歩からであり、しかし、その一歩には、危うさ、怖さ、勇気、覚悟、たくさんの要素を孕んだ一歩でした。

「走れメロス」を題材に選んだのには「待つ」ということ、ギリギリでも間に合わなくても走るという衝動・思い・・・色んな理由があるのですが、私がとても大切にしているもののひとつ「友情」が紛れもなく最大のテーマである作品だったからです。

色んな人に言いまくってますが、私は映画でも芝居でも「友情もの」が好きなのだ。特に男同士のぎこちない、上手に言えなねえよ、でもいざとなったら、そいつの為になら俺めっちゃ頑張れんねん・・・ていうへたくそな友情。そういうものを含めたかった。人の心を動かす原動力でもあるのです。友情ってのは。

「チョウ」さんはそんな友情の人。自身も病気であり、そしてもがき苦しんでいる人。優しくなんかできない、ぶっきら棒で無骨で不器用な人なのである。私はこういう不器用な人が好きなのだ。私の物語には絶対いてほしい人。白井くんにやってもらいました。

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白井くんはとても器用な役者だと思うのです。売れっ子で、1年で踏む場数も半端じゃないくらいたくさんで経験も豊富です。でも本来の白井くんはひょっとしたらぶきっちょさんかもしれないのです。いい意味で。そんな白井くんの要素を上手く出されたらなあと思いました。

劇中劇では、まさに「メロス」であり、本当に友の為に「走る」人・・・となるべき役割でしたが、白井くんはとてもこの役に悩んでいたと思います。葛藤していました。「友情」なんてこっぱずかしいですよね・・・。確かに、私は中学とか高校時の運動会で旗に大きく書いた「友愛」っていう文字。あの文字を引っさげている感じ・・・ってわけ分からんこと言いましたが、でも正にあんな感じなのです。口には出さないけど、あんな大きな旗を翻している人だったのです。チョウさんってのは・・・。

難しい役になったかもしれませんが、白井くんの真面目さと思いで「チョウ」さんをやってくれました。前後にある本番の合間を縫って、少ない時間でつくりこまねばならない役でしたが、頑張ってくれました。白井くん本当にありがとう。

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2008年12月 3日 (水)

ワタリ

この芝居には大きな「架け橋」となる役割を果たす役者が必要だった。

物語を展開させるには、それを動かす原動力となる「力」がいる。アクスピとナマブンの合同公演で見つけてしまったのだ。そんな力を備えた俳優を。その名は泥谷将・・・。

W

泣く子も黙るおっしっこ俳優である。否、とにかく外さない、確実なテンポとリズムでシーンを引っ張る俳優である。そして大量の台詞も、台本をもらった瞬間覚えるという役者である。ワタリは、ハルの夢と現を知っている、その渡し舟のような位置にいる人。そして患者の痛みと等しく医者としての葛藤を抱えた人。そう、この物語でずっと一歩進みたいと願っていた人、そして進もうとして行動を起こした人。一歩踏み出す勇気と原動力とその責任を抱えた人。この物語のもう一人の主役です。

「セイ透明ハロー・セイ金色グッバイ」のテーマはたった一言で言ってしまうと「一歩前へ」である。いや、それでしかないのかもしれない。

この「一歩前へ」という台詞を言う人はワタリでした。ワタリでないと駄目だったのです。

ひじ~には実は石井テル子として本当に色んなとこで助けてもらってる。去年のギルギルにとても辛い思い出があるんですが、その一番しんどいシーンに立ち会ってくれたのも、ひじ~であり、今回、ISTが潰れた時に死にかけの私と一緒にブラックチェンバーにも行ってくれたのもひじ~でした。そして今回は、ダンスの振り付けもしてくれた。私がするよりも何倍も素晴らしい振りをつくってくれた。しかもものすごい短時間で・・。

あらゆる困難を「しんどいねん!」と怒鳴りながら、実はそれをクリアする為に影でめっちゃ頑張ってくれる人。本当に信頼できる役者なので「ワタリ」をやってもらいました。

ありがとう。ひじー。とてもおきゃんで、そして素晴らしい「医者」ワタリでした。

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