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2007年5月 7日 (月)

揺ぎ無いもの

思ったんだけど。

あんまり役づくりで、あんなんしました、こんなにしました・・・って言うのも好きじゃないんだけど、ちょっと書いてみる。

先日まで盲目の人の役をしていて、これは難しいぞぉって思った時、盲目の人が出てくる色んな映画とか見たりした。けど、五感のうちの一つの感覚がないって、そういうことは、演技を学ぶとか参考にしてみるとか、そういうこととは次元が違うと思った。感覚は養うしかないと思って、家で目隠しをして過ごしてみた。

そしたら・・・とにかく危ない危ない。あんなに住み慣れた家なのに、全くいろんなものにぶつかる。毛躓く。ものを倒す。引っかかる。散々だ。

自分の進む方向が見えない。真っ暗だということは、恐ろしくて不安で哀しいと感じるのだ。

で、だんだん小慣れてくると、ある一つの感覚が芽生えた。それは、

「動かないものが頼り」

椅子は駄目だ。机(うちの)も駄目だ。全く毎日違うところにある。なんとなくそこらにあるけど、この横だと思ったら近すぎたり、遠すぎたり、全く不確かだ。頼りになるのは、柱とか階段の手摺りとか階段そのものだったり、絶対に動かないもの。それしか頼れない。

動かずに居てくれるので、そこに向かって歩ける。その周りも見えてくる。

これって、人の関係とも遠からず。

毎回違うこと言う人とか、あっちゃこっちゃされると、どう触れたらいいのか分からん。私が求めるのは、やっぱり不動の人だ。全く変わらないのがいいという訳じゃないけど、少なくとも、自分はこうだ、こうしたい、こう思っているという視点がぶれない人。揺ぎ無いものを持っている人。そこでないと不安だ。どこに向かっているのか分からないことするのは嫌だ。

見えないことから見えてくることがあるというのは、ちょっと本当。

見えない人はちゃんと見よう。見なければと感じて生きているからな。

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