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2006年8月31日 (木)

実は、この作品の台本を読んだ時、初見で涙がぽろぽろ出た。もっと、実はを言うと、前半の数式とか裁判記録とかその他の難しい内容のところが、その時は、ほぼ理解できてなくて(ごおくん、ほんま、ごめんなさい)私、どないしよう・・・と思ってたんだけど、だけど、そんなもん理解してなくても最後の台詞を読んだら、ものすごい涙出た。

本番をするに思ったことは、自分がこの作品に触れて感じたことを、最低限、見てくれた方に届けよう、伝える責任がある、ということ。

本番見てもらった方には分かると思うんだけど、「最悪の犯罪を求める数式」は、とても緻密にできあがってて、数学的見地から見ても、とても正しくきちんとできあがった式なんですよ。ほんでそれが会話の盛り上がりと共に徐々に完成していくという構成になってる・・・めちゃくちゃ論理的天才的台本なんですよ。

でもね。

それを、ガラガラと壊すんです。

数式とか論理とか絶対的に間違ってないものが通用しない

そういうものを全部吹ッ飛ばす、

そんなものを超えたところにあるもの。

それが、伝えたいことだった。

台詞は、確かにグロくて怖くて狂気に満ちてても

だからこそかな、

それを吐き出す「人間」が一番何よりも大切にせなあかんもの。

それを伝えたかった。

いつも本番、始める前に芝居の神様に祈るんやけど、

この芝居してる間は、なんか

いっつも泣けてきてしかたなかった。

始まる前に泣くなんて、どういうこっちゃ・・と自分でも思ったけど、

なんか、

今、生きている自分の「命」と

「命」があるから、今、芝居ができるということ、

芝居してるからこそ、人にこの物語を伝えることができるということ、

なんかそういうこと、全部に感謝の気持ちが沸いてきて、

ほんで、なんかいっつも涙出た。

この作品に出会えたこと、一緒につくってきた仲間、支えてくださった全ての人、

そして、私を生かせてくれている「命」に感謝。

本当にありがとう。

あと、すごい奇跡が起こる。

200609012018000

千秋楽の夜、共演者、朴 友鳩さんに赤ちゃんが誕生!

すげえ!すげえ!この瞬間に生まれるって、本当に凄い!

奇跡だ!新しい命だ!

自分が生まれた時に、自分の父親がどんな芝居をしていたか、大きくなったら、どうか聞いてほしい。(ともきゅうさんも語るやろけどね)そして、「命」が重たいものであると心から感じれる子になってほしい。おめでとう!

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