2018年1月23日 (火)

30GP終了しました

「第3回 30GP」無事終了しました。

結果ミクロは準決勝敗退でした。
優勝は「ユニットまいあがれ」!
準優勝は「カヨコの大発明」でした!
応援してくださった皆さん、ご来場下さいました皆様
本当にありがとうございました。 
作品については、お知らせの段階から紹介させて頂いてますが改めて少し。
初戦・2回戦とも乗り物に乗って進むお話でした。

◆初戦作品「ベリー・メリー・ゴー・ホワイト」について

4年前ミクロ初のカフェ公演で上演した「ワンダー三日月リバー」という本公演の作品を源流にしたものです。再演をしない劇団なんですが、これだけはしてもいいかなと劇団員全員が思っていた作品です。

当時、観た映画や読んだ本の影響で「引力」というものについて深く考えたり感じたりしていて。調べたりしていると、とても面白くて。それは私たちが意識せずとも普段から受けている宇宙全体にある実際の引力と、そしてもうひとつ、人と人が引かれ合う方の力の引力っていうのもあって。私は、そこにも小さな宇宙を感じてしまって。私たち人間の一生など、その中の哀しみなど宇宙の果てから見たら本当にちっぽけかもしれないけれど、その一人にとっては人生全てが灰色になるくらいのものもあったりするわけで。引き合う力って何か・・とか相変わらず答えは見つからないままだけれど、でも世界にそんな力を持った人たちが出てきてもいいんじゃないかなと思って書いた作品です。

一人の男と一匹と一羽が一緒に乗り込んだ列車で、自分の記憶を旅するお話です。過去と未来、そして今を揺られ揺られて進みます。30分という短い時間に男の半生と(もしかしたら一生か)少し遠い空の果てを感じてもらえたらと思って作った作品です。

◆2回戦作品「ツキ・タク・チキ・タク」について

もういろんな想いが入り過ぎているのですが、これは私が初めて書いた短編です。それまで2時間くらいのものしか考えていなくて、そんな中、Season1の30x30に参加することになった時に、30分!と興奮しながら書いたものです。その頃の30は参加2団体で共通ワード一文字を持ち、そのテーマ文字に沿った作品を書くということになっていました。その時のテーマ文字は「同」でした。

「同じ」なぁと考えた時に、いつも時間のことを真っ先に考える人間なので、「同時」に何かを動かそうと思ったのと、気持ちが大事だ!と思ったら単純に「同じ気持ち・想い」みたいなものが出てきて、同じ乗り物に乗って同時に動いている人間が同じ思いで同じ月を見上げてるってどうかなと思って。今じゃ、「同じ空見上げてる」のキーワードは歌の歌詞では死語やろくらい恥ずかしかったんですがね。やってまいました。あとは、気がづかれた方も多いと思いますが、「ナイト・オン・ザ・プラネット」の影響ですかね。前の週にガバメンツさんを観て、タクシー運転手が鈍ってる!やばい同じや!と思ったんですが、観る6年前に書いてしまってたので仕方ないです。。あとは、たまたま「Only you」という曲を元々Yazooというイギリスの古いロックバンドがやっているのを聴いて知ってて「天使の涙」でカバーでかかってるのを聴いて、これええなぁと思って。これをいつか作品で使いたいなと思っていて。いつもこの曲歌うのですが、今回は初めて役者に女子が3人もいたので(過去最多!)ハモリもいっぱい入れてしまった。二人はとっても音感のいい二人やったので、稽古して色々変えて一番いいハモリ作れた時はほんまに楽しかった。何度かやってるけどまた新しい「ツキ・タク」が出来ました。

◆30GPについて

稽古場では、初戦を突破しないと、ツキタクだけに出る大月ちゃんという若手を出せないことになるので、メンバー全員の大月を出すぞ愛が凄かった。でもそれだけ愛されるべく努力する子でした。それを一番強く思っていたのは、同じく若手の、これまためちゃくちゃ頑張った楠村しほちゃんでした。ミクロ今また老体だけなので、この若い2人のまっすぐな気持ちが本当に力になりました。それといつも助けてくれるミクロ全劇団員が一番信頼してる役者タメくん。そして、うちらをミクロたるものにしてくれる、絶対信頼の田村・千代くんという二人のプレイヤー。劇団員とこの素晴らしいメンバーで作れたことが私の一番の誇りです。

大会は、運営側が本当に大会そのものをよくしようと必死に考えて取り組んでくれています。初まってからのスタッフワークの素晴らしさも、本当に賞賛されるべきものです。この大変な仕事をこなしてくださったスタッフのみなさんに心から感謝です。

そして、演劇は勝敗を決めるものではないという考えの方には、30GP一連のSNS発信は、不快に感じていた方もいたかと思います。私も参加してなかったらそう感じている方だったと思います。もちろん最後には勝敗を決めています。賞金も出ます。もちろんそれを目指してもいます。でも、勝った負けたと大騒ぎしているだけではなく、参加劇団全てが良いものを作るために全力を尽くしています。それは間違いないです。最終的にはいいものを見てもらいたいという気持ちが一番強いはずです。それを証拠にどの劇団も30x30で発表した時より30GPの方が同じものでもグンとよりよりものになっているからです。一つの作品をこんなにも高めれるんだと、そういうことを観て感じてもらえる場だと思っています。

30GPは30x30の最後のお祭りです。
30x30という劇場ではなかなかやれない若手やまだまだこれからの劇団が、一日だけど、劇場で最強スタッフの元で音響・照明・舞監がちゃんと入った作品が作れるよ。しかも2劇団が一緒にやるので、その劇団とももちろん交流できるし、自分たちのお客様じゃない方にも観てもらえるよ。っていう素晴らしい1stの企画公演です。
30GPを目標にせずとも、皆どんどん参加していったらいいなと思います。

ミクロ作品を一緒に作ったメンバー
参加劇団の皆さん、火ゲキスタッフの皆さん
ご来場くださった全てのお客様

本当にありがとうございました。

ありがとう30GP!
ありがとう30x30!

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2017年12月31日 (日)

ありがとう2017

もう今年も残すところ数時間となりましたね。

2017年
石井テル子と Micro To Macro と
そしてミクロ劇団員達と関わって下さった、たくさんの皆様
本当にありがとうございました。


今年は、たくさんの方と出逢い一緒にものを作れたなという気持ちが強いです。
まず1月にやった 3MAPから始まったわけですが、
これは、Micro と カヨコと オッドが共同で作った一つの公演でしたし
これがまた、ほんまに面白かったのです。カヨコ・オッド本当にありがとう。


2月以降はスペドラ○(わ)の怒涛の制作会議が続いたけど
この長年続いてお祭りの最後を私も盛り上げたかったし、参加したメンバーみんなに
そんな気持ちが溢れていて、皆のやる気が溢れまくって実は企画が上がり過ぎて
全部こなすのが大変なくらいやったけど(笑)、でも、それはそれで、めちゃ面白かった。


おかげで、鼎談(ていだん)という3人で話すという企画で2回も喋ったし、ソラトニワラジオとか宅飲み等のラジオ番組や、SP水曜劇場にも3回も出演させてもらったし。。
コモンズフェスタやクロージングトークも合わせたら
スペドラ関係だけで人前で、12回くらい、大勢の前で話す場面に登場したよ。
この私がそんなに喋るだなんて。びっくりだよ。
でも、それぞれ全部面白かったです。


スペドラ企画があったから、WSの講師もさせて頂けたし、サリーのOMS戯曲賞作品 「愛情マニア」に泉君演出のもと、出演もできました。自分がOMS戯曲賞の作品に出演できるなんて、とても嬉しいことでした。それに、そこには初めましての方がたくさんいて、たくさんの出会いがあり、これにも本当に感謝です。


縁フェスという企画ではこれまでスペドラ参加していなかった劇団も、高校生からの参加も、あって、どんどん○(わ)は広がって行って、正にこの演劇祭のタイトルのようになってきてたと思う。
私個人としては、ミクロを知ってもらい、ミクロをたくさん育ててくれたのもスペドラだと思っているので、この祭りが終わってしまうのは、とても寂しかったんだけど。
でもこの最後の「お祭り」にかける演劇人たちの熱い想いを感じて、何事もやってみて終わったとしても、終わっただけでなく、そこから繋がる・広がるものがあるのを感じて、スペドラの最後に立ち会えて本当に良かったと思っています。


いきなりダイゴに頼まれてトークライブに出たなぁ
もう10年以上も仲良くしている連れといきなり人前で喋れと言われて、え、今更何を喋るんや!と思ったけど、困った時にはいつも助けてくれるダイゴなんで、私もここは頑張ってみました。結果、お客様はどう感じて下さったか分かりませんが(お題をもらって話す練習も実は繰り返しめっちゃやって!)人前で喋る石井人生で最も喋れたと思っています。面白かったかどうかは未だにわかりませんが。私は面白かったです・・・。


11月に「May」さんに客演で役者として呼んで頂けたのは、とても嬉しく、とても良い経験となりました。Mayさんの作品はこれまで何度も観てきてたのですが、中に入って実際、金さんはじめ、劇団員や皆さんと一緒に作ることで、作品の持つ強さとか人物の魅力とか、ホンの中にまず欠かせない原点みたいな要素をたくさん感じて浴びることができました。そして何より稽古場が楽しかった。久しぶりに役者だけして、なんてなんて楽しいんやろうと思った!!


あとは、最後に朗読もした!「みつカネかい?」のクリスマスかい?に呼んで頂いたのです。
これが、最後の最後にしてめちゃ楽しかった。全員自由!全員が楽しむことに全力投球!
面白かったです。ありがとうみつカネかい!!

ABCホールのような大きな舞台に呼んで頂けるのも有り難く、中之島文化祭のおかげです。このお祭りでもたくさんの方に出逢い、力をお借りしました。ありがとうございます。

演劇の講師をしていますが、今年は2回も公演を打ちました。1回は1作品だけだったのですが、2回目は4作品もあり、全部の演出をするのは凄くしんどかったです。でも生徒たちがもの凄く頑張りました。最後の作品が終わった時、この子たちを教えていてよかったと感じて泣けて来ました。「芝居が好き」が溢れていました。芝居を好きにさせてしまっていいのか悪いのかわからないけれど、私はとても幸せでした。

10月には30x30に参加させてもらいました。一緒にやった創造Streetの皆さん
本当にありがとうございました。そして、この作品でまた来年頭にすぐある30GPに出演させて
頂けることになりました。観てくださったお客様、応援してくださったお客様のおかげです。
本当にありがとうございます。
30GP勝っても負けても作品は観てくださった方に届くものを全力で作ります。


ミクロは今年劇団旗揚げから10周年を迎えました。
10周年記念作品をスペドラのアンコール公演として打たせて頂き、
スペドラ最後の演劇作品として上演させて頂けたことは本当に光栄でした。
「LITTLE SONG」を作るのはとてもしんどかったです。
作る過程で、悩みまくったし、腹立ったし、泣きまくったし、どうしようもない気持ちになりました。きっとたくさんの方に迷惑をかけました。心配させてしまいました。
でも、一緒に作ってくれたメンバー・スタッフ・支えて下った方々、劇場に足を運んでくださったお客様のおかげで、なんとか作品を完成させることができました。
10年やって来てよかったと心から思いました。


10年もやって来て、まだまだできてないことだらけで情けなくもなりましたが
10年やって来たからこそできたこと、信じれたこと・信じてもらえたこともありました。
私は、お金には恵まれてませんが、本当に、人の運だけにはとてもとても恵まれています。
私と少しでも関わってくださる方に感謝しかありません。


劇団はメンバーが少し変化しましたが、
来年からまた、もう一度、原点に戻る気持ちで
「とにかく一生懸命いいものを作る」を貫きたいと思います。
当たり前ですが。
当たり前を。
ちゃんと。


今年出会った皆さん
絡んでくださった皆さん
遠くから応援してくださった皆さん
絡んでないけれど気にかけてくださった皆さん
私に芝居をさせてくれている家族
本当にありがとうありがとう。
心から感謝します。


ありがとう2017年
新しい年も全力で走ります。

よいお年を。




2017年 大晦日 テル。

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2017年12月11日 (月)

✴︎次回出演情報✴︎

ごきげんよう テルです

・・・・次回出演情報・・・・

火曜日のゲキジョウpresents
第3回 30GP
Micro To Macro 参戦!
初戦の対戦相手は「The Stone Ageヘンドリックス」さんです!

Micro To Macro 上演作品 
「ベリーメリーゴーホワイト」

◆作・演出
石井テル子

◆出演
石井テル子 泥谷将 田米カツヒロ 楠村史帆
田村晃司(Violin)  千代延佳明(Guitar) 

◆日時
2018年 1/19 (金) 20:45〜

会場
インディペンデントシアター1st
大阪市浪速区日本橋 5-12-4

30GPとは・・・
火曜日のゲキジョウ 30×30 season4出演団体の中から選出された8団体が優勝目指して激突するガチンコトーナメント!

勝ち上がる作品は、各上演回をご観劇くださったお客様の投票で決定します!!

初戦を勝つと

◆準決勝は
1/20(土) 20:45〜

準決勝を勝つと

◆決勝は
1/21(日)  16:00〜

という日程になっています。

初戦の対戦相手が超人気劇団のThe Stone Ageヘンドリックスさんに決まり、劇団員一同。相当凹んでしまいましたが・・・下を向いていても仕方ない!奇跡を起こすべく、ミクロ全力で頑張りますので、どうか応援よろしくお願いします!!!!

初戦で上演する作品「ベリーメリーゴーホワイト」のこと

4年前ミクロ初のカフェ公演で上演した「ワンダー三日月リバー」という本公演の作品を源流にしたものです。再演をしない劇団なんですが、これだけはしてもいいかなと劇団員全員が思っていた作品です。

当時、観た映画や読んだ本の影響で「引力」というものについて、深く考えたり感じたりしていて。調べたりしていると、とても面白くて。それは私たちが意識せずとも普段から受けている宇宙全体にある実際の引力と、そしてもうひとつ、人と人が引かれ合う方の力の引力っていうのもあって。私は、そこにも小さな宇宙を感じてしまって。私たち人間の一生など、その中の哀しみなど宇宙の果てから見たら本当にちっぽけかもしれないけれど、その一人にとっては人生全てが灰色になるくらいのものもあったりするわけで。引き合う力って何か・・とか相変わらず答えは見つからないままだけれど、でも世界にそんな力を持った人たちが出てきてもいいんじゃないかなと思って書いた作品です。

一人の男と一匹と一羽が一緒に乗り込んだ列車で、自分の記憶を旅するお話です。過去と未来、そして今を揺られ揺られて進みます。30分という短い時間に男の半生と(もしかしたら一生か)少し遠い空の果ても感じてもらえたらなと思います。ぜひ観て欲しい作品です。

楽しんでもらえるよう全力で取り組みます。ぜひお越し下さい!

✨下記をよくお読み頂きお申し込みください

チケット販売についての注意事項 ➡️こちらをクリック

チケット申し込み ➡️こちらをクリック

もし初戦を勝ち上がることができましたら、

準決勝・決勝は

「ツキ・タク・チキ・タク」を上演します!!

会場で皆様とお逢いできることを心よりお待ちしております。

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2017年10月26日 (木)

⭐︎次回出演情報⭐︎

次回、劇団Mayさんに出演させていただきます。
ガンガンの会話劇です
が、時に躍動感あふれています。
是非観劇予定に入れて貰えたら嬉しいです

May's frontviewVol.38
『四神四季 ー사신사철 
作演出/金哲義

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大阪生野の片隅で、笑顔を忘れたはずの女が笑顔を残したー

ある年老いた兄妹達が、長姉の死を目前に集まった古い家。
時間が風化を止めた一室で語られる思い出話と、迫り来る現実の話。
異国を異国のままに生きる者。異国を自国と選ぶ者。
静止した部屋に散りばめられた謎。

残された『今』の真ん中で、
十代の子供達は去りゆく時代をただ見つめている。

出演■
木場夕子
柴崎辰治
田中志保
倉畑和之
中野π子
崔智世

上田裕之
(イズム)
石井テル子(Micro to Macro)
水谷有希
のたにかな子
中鶴間大陽
練間沙(劇団冷凍うさぎ)
白石幸雄(イズム)
三村るな

姜愛淑
内田竜成 ※11/17金~19日出演
ゴン駄々吉 (三俣婦人会) ※11/20月 出演
金哲義

日時■
2017年
11 17日(金) 19:30
11 18日(土)  14:30/19:30
11 19日(日) 13:30/17:30
11 20日(月) 14:30

※受付開始は開演の1時間前、開場は30分前です
※会場に駐車場はございません。お車でお来場のお客様は近隣のコインパーキング等をご利用ください。


オープニングライブ■
開演前に、金哲義
(Guitar/Vocal) 、松岡佐也可 (Piano) 、石川晃

(placebo/Guitar)

、姜愛淑 (民族打楽器/Vocal) による約10分間のミニライブを行います。よろしければ少し早めに会場へおいで頂き、お楽しみください!

会場■
シアトリカル應典院
大阪市天王寺区下寺町1丁目1-27/06-6771-7641

チケット■
一般:前売 3,000 円/当日 3,500
中高生・シニア(65歳以上):前売当日共 1,500

※小学生以下は無料です
※中高生割引は受付にて学生証をご提示ください。


ご予約■ クリック


ご来場、心よりお待ちしております!!


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2017年9月13日 (水)

⭐️次回ミクロ公演⭐️

30分の短編作品を2団体が交互に上演する
「火曜日のゲキジョウ30×30」
Micro To Macro参加します!!

Micro To Macro
「ベリーメリーゴーホワイト」

作・演出:石井テル子

旅に出る男。揺られ揺られて辿り着くのは一体何処なのか。
「なあ、そこはきっと白いんやろ」
10月3日(火)
18:30  創造Street
 
19:10 ♪ Micro To Macro
 
19:50  創造Street
 
20:30 ♪ Micro To Macro

【出演】
泥谷将

石井テル子
田米カツヒロ(舞夢プロ)
いぬい(のぞみちゃん)
田村晃司[violin]
千代延佳明[guitar]

【予約】
こちらをクリック

皆様もご来場お待ちしてます!

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始まりには終わりがあるってことを

昨日たにがわさきが客演させてもらっているカラ/フルさんの作品を観てきました

火曜日のゲキジョウ 「30x30」 に参加している作品でした

相手チーム「Lucy Project」さんは岸田國士の戯曲を

芝居を初めてという人がするという、実に果敢な挑戦作品でしたよ

さきが出演していたカラ/フルさんは
日頃より泥谷はじめ、ミクロの初期からお世話になっている
オダさんが主宰の劇団です

物語は「カラフル」という架空の劇団が
劇場で本番前のゲネをしている最中に
起こるドッヒャー!(ドッヒャーってなんやねん)
を描いているんですが
わかりやすくて、面白かったです

台詞や構成そのもの端々に
作家オダタクミ氏の劇作に対する本心が溢れていて
見ていて実に作り手としてはワクワクする作品でした

この芝居の中で、たにがわさきは、自分の私的感情によって
そのゲネをぶっ止めるという激情型の女を演じていたのですが
それが実に彼女にぴったりで、嗚呼、面白いなぁと思いました

さきが普段、激情型の人間かというと、きっと違うと思うんですが
本来持っている内面から湧き上がる強いフツフツ感と
その 爆発力みたいなものが出まくっていて
そういう意味で、彼女らしい役でした

オダさん、そんな彼女を観せてくださりありがとうございます
と思いました

たにがわさきがMicro To Macroの役者として観ていただく作品は
これで最後となりました。
電車で一緒になったNGRの役者めりさんにも
さきの芝居が良かったと言っていただき嬉しいなと思いました

私が劇場を去る時、演出がそっと
「さきちゃんがヒジヤに似過ぎてびっくりするわ・・真面目過ぎるとこも」
と笑って言うので
私は、「はい。みんなに言われます」とまた言いました

これからも良い芝居ができる
それに努力する役者でいてほしいと思います

さて、今日から
10月に参加する 30x30の稽古です
10/3(火) です

宿題は8/31にやるタイプでした
でもなんの根拠もなく、
8月中の記憶を全部詰め込んだ誰よりも面白い図画工作
仕上げたるーっていつも思ってました
みなさん、どうか観に来てください

テル

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2017年7月24日 (月)

「リトル・ソング」終演しました

Micro To Macro 10周年記念公演
スペドラ◯ アンコール
「リトル・ソング」
無事終演しました


出演者の皆さん、スタッフの皆さん、支えてくださった皆さん
会場に足を運んで下さいましたお客様
関わってくださった全ての方に感謝します
本当にありがとうございました

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2007年に自分のユニットとして旗揚げした時は
10年もやれると思ってなかった
それまでやってきた劇団が、主宰の病気などで
もう今後活動できないなぁという状況になっていて
それなら自分でやってみようと思って始めたのがきっかけで


熱苦しい芝居がしたかったので男ばっかりの芝居にした
(私だけちょっと出たけど)

そんなん嫌やねん、絶対そうはさせるかーって

与えられた現状に必死に抗う気持ちを描きたかったので
そんな男たちを書いた
音楽も芝居と同じく生で聴くことが
何よりも伝わると信じているので舞台上で生の音を鳴らそうと思った

歌が好きだったので歌を歌った

ラストシーンは役者を何かに包みたくて
いつも何かを降らせたかった。ので、おっか(舞台監督:塚本さん)に
ほんのすこしの小さな花を降らせてもらった


私自身が本当はとても冷酷な人間なので
せめて自分が作る物語の中にだけは
心の優しい人たちを存在させたいと思った

絶対的なハッピーエンドは書けない
むしろ、これからどうしたらええねんってくらいの結末やのに
決して主人公は俯いていない希望の物語を書きたいと思った


10年やってきて
やりたいことが、ほとんど何も変わらなかった
と思う
むしろ、ほんまに毎回同じことをしているようなもんだったかもしれん
もちろん物語の設定などは全然違うのだけど
でも、嗚呼これがずっと自分のしてきたことなのだなと
千秋楽の羽が降ってきた時、改めて思った


毎回、こんなことしよう
あんなことしようと想いは巡らせるけれど
なかなか大きくは進めないもので
むしろ、やりすぎてダメになったり
作品の完成に至るまでにほんまにたくさんの人に
迷惑をかけ、助けてもらい
いつもの如く、今回ももれなく、
いや過去最高レベルで、ズタボロやった


それまで見たり、一緒にやったりして
私が思う好きな芝居をするなと思っていた
「泥谷将」という役者を呼んで旗揚げしました
そこからこれまで一緒にやることになるとは
お互い思ってなかったと思う


「宮川あきえ」という子は
制作の手伝いに来てくれてただけやったのに
いつの間にか小道具を作り出し
いつの間にか私の隣に座ってきっかけで音を出してた
そして公演の見積もりを立て始めました
こんなに劇団の要になってくれるとは思ってなかった


「たにがわさき」「小谷地希」も二人とも
最初はお客様だったのに
手伝いに来てくれるようになり、出演してもらい、
とても若んやけど、今や私以上にしっかりしたことを考えてくれてる
こんなに支えとなる大事な大事な劇団員になるとは思ってなかった


思ってもいなかったことが
こうしてなされていて、ほんまにたくさん支えてもらってる
私は、とても幸運な人間なんだと思う


10年間を支えてくださったスタッフと
多くの客演の皆さんにも本当にたくさん助けてもらってきました


「リトル・ソング」は、自分の今言いたいことを
私がやった役「初音」に、ほぼ喋らせました


私は、ほんまにほんまにお金には運がなくて
(事情を知っている人には大笑いされるくらい)
どうしようもないくらいな
事態ばっかりでやってきたんですが
それでも、続けてこれたのは
私の周りにいてくれた「人」のおかげでしかない
この人たちがいたから私は今までやってこれました
感謝の気持ちでいっぱいです


そして
この公演は 終わってしまう演劇祭
space x drama◯(わ)の最後 スペドラ「アンコール公演」という形で
打たせて頂きました
スペドラは
個人的には、第1回目にミクロの前にいた劇団で出演していて
ミクロにしてから3年間も続けて出して頂いて、
スペドラに出たからこそ、他劇団の方と繋がり、ミクロと知って貰えて
そして、一人劇団から、ほんまに仲間のおる「劇団」にしようと思う
きっかけをもらった演劇祭でした


應典院という場所が好きなこともありますが
私は、このスペドラという演劇祭が本当に好きだったので
終わるのはとても寂しいのですが
この「スペドラ」という名前のつく公演の最後の芝居を打たせて頂けたことを
本当に光栄に思っていて、心から感謝しています
また、このような「人」と「場所」が集結してできる何かに
力添えできたなと思います


スペドラ関係者の皆さん
本当にお疲れ様でした
そしてスペドラ演劇祭を愛してくださったお客様
本当にありがとうございました


こうして書いてみると
感謝しかない
ほんまに


これからミクロは
形や、やり方を変えていくかもしれまん
そのまま変わらず、つっ走るかもしれません


作品を作るなら
初心に戻って、今まで以上に真摯に取り組まなければと
思っています


ご来場くださいましたお客様
関わってくださった全ての方に心から感謝します


本当にありがとうございました
テル

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2017年6月 8日 (木)

Micro To Macro 旗揚げ10周年記念公演

【次回公演】

次回はミクロの本公演です
是非ぜひ観に来て下さい m(_ _)m

あたしが今までやってきたこと
いっぱい詰め込んで作ってます!


🔶チケットご予約 ▶︎ こちらをクリック

space×drama○ アンコール公演
Micro To Macro 旗揚げ10周年記念作品

『リトル・ソング』
作・演出:石井テル子

🔶公演日時
2017年07月14日〜17日
07月14日(金) 19:30
07月15日(土) 15:00 / 19:00
07月16日(日) 13:00 ★ / 18:00
07月17日(月) 12:00 / 16:00
★アフタートーク開催!!

🔶会場
シアトリカル應典院

🔶Cast
泥谷将
小谷地希
たにがわさき
石井テル子

上杉逸平
アミジロウ
田米カツヒロ
銭山伊織
水谷有希
松村里美
杉森にいな

🔶Player
ゆういちろう (guitar)
千代延佳明(guitar)
川藤将史 (bass)
村上友 (drums)
田村晃司 (violin)

🔶チケット料金
前売:3,300円
当日:3,500円
ペア割:6,000円 (要予約)
学割:2,500円 (高校生以下/要証明)

🔶Staff
舞台監督:塚本修(CQ)
照明:加藤直子(DASH COMPANY)
音響:横田和也(K.S.R.D)
振付:アミジロウ

チケットのご予約🔻
https://ticket.corich.jp/apply/82760/001

是非予定に入れて貰えたら幸せです!

お待ちしております。

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2017年4月13日 (木)

ばぐといっしよ「解釈ってなあに」WSをしてきました

スペドラ企画

baghdad café 製作 体験型ワークショップ ばぐといっしょ 「解釈ってなあに」
3日間ある中の1日、4/11の担当をしてきました。

参加してくださった皆さん、泉くんはじめバグの皆さん、事務局の皆さん、劇団員のみんな、西島会長、協力くださった皆さん、本当にありがとうございました。
あまり参加する方がいないのかなぁと思いながらでしたが、蓋を開けてみると、当日雨にもかかわらずたくさんの方が来てくださり、しかも、ほとんどはじましての方ばかりで新しい出会いがいっぱいでとても嬉しかったです。


「解釈する」ということを台詞の言葉そのものについてではなく、その台詞にたどり着くまでに、役者がどういう状態にあるといいのなという大義で捉えてやってみました。

同じタイトルでこのWSを、3人普段段作・演をしている人がしてます。私以外に、中川君、福谷君もするので、違う感じのものになればなぁという気持ちもあり。

実は去年くらいから、この企画をバグから発案があり、泉くんと年末や年明けから綿密に打ち合わせしていたですよ・・・。

泉くんと打ち合わせしてる時も、一昨日やってみても感じたんですが、自分がお芝居に向かっている一番根っこの部分は自分が強く意識しているわけではないのに、作ってても、人にこんな風にやってみよう的に紹介?してても、必ずそっちに向かっていくもんなのかなと改めて感じて。

これからもしかしたら変わっていくかもしれないんだけど、きっと私が頑固に持ち続けている部分でもあるのかなと思ったりもしました。

普段生徒に教えている時にも思うんだけど、お芝居を始めたばかりの人は生き生きしている!(もちろんベテランさんも、観てくださる側の方もですが・・)新しいことや初めての心の動きに一喜一憂する。それを見るのがとても楽しいなぁ。何年芝居をしても、できることならいつも新鮮に、台詞の中にある「面白さ」「奥の奥」「なぜなぜ」を追い求めてほしいなと思いました。

中川君と私の終わって、まだ最後、15日土曜日に福谷くんのがあります!
みなさん、ぜひ参加してみてください!きっと面白いです!!!

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これはスペドラ大祭◯のバグのフリンジ企画でした
「ばぐといっしょ」とても楽しいのががいっぱいですよ
みなさん、スペドラ大祭◯、もちろん5月からの演劇公演もありますが、演劇を通じてできる何かを求めていろんなことをやってます。是非是非参加してみてください!

見て見て→ スペドラ大祭◯

最後に画像は愛情マニアからWSまで駆け抜けたバグ泉くん
(ばぐといっしょはまだまだありますが!)
凄い賢くて、難しい段取りもクルクルやっつけてく人なんやけど、そこにめっちゃ一生懸命努力もしはる。
全くかなわねえぜ。

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★次回公演情報★

中之島春の文化祭2017
@ABCホール
5/4に参加します!!

毎年GWに開催されている、

ABCホール開館9周年記念『中之島春の文化祭2017』

今年は我々ミクロも参加します!!

司会:上田剛彦(ABCアナウンサー)

5月3日(水祝)14:00開演
【Aブロック】ダイナマイトしゃかりきサ〜カス/ABCアナウンス部です。/ヨーロッパ企画/劇団空組/石原正一ショー
【Bブロック】いいむろなおきマイムカンパニー/笑の内閣/ムーンビームマシン/満員劇場御礼座/STAR☆JACKS
【Cブロック】ビーフケーキ/劇団ZTON/十三クラブ/劇団壱劇屋/ステージタイガー

 

5月4日(木祝)13:00開演
【Dブロック】スイス銀行/カヨコの大発明/オイスターズ(from名古屋)/匿名劇壇/劇団赤鬼
【Eブロック】春野恵子/劇団レトルト内閣/かっぱのドリームブラザーズ/劇団Patch/N-Trance Fish

【Fブロック】Micro To Macro/オパンポン創造社/THE ROB CARLTON/変ホ長調/MousePiece-ree

 

◆各ブロック間、途中休憩あり。
◆1団体につき「最大20分」1回限りのパフォーマンスタイム。
※出演者・出演順などがやむをえず変更となる可能性がございます。
※詳しい情報は随時ABCホールホームページ、STAFF BLOG、Twitter(@abchall_osaka)にて発表いたします。

 

★ミクロの出番は文化祭2日目

5月4日の【Fブロック】1番手!!

おそらく17時頃の出番になるかなぁ〜と思いますが、

イベントの特性上、開始時間は前後しそうですので、

ちょこっと早めのお時間からご予定にチェックをお願いします♪

1日通し券は完売していますが、ブロック券はまだ予約可能です!

Fブロックをぜひに。

ご予約はこちらをクリック!

お待ちしております!

 

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